0325新宿大街宣 大学生安部さくらさんスピーチ全文

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2018年3月25日(日) 緊急新宿大街宣@新宿ホコ天
大学生安部さくらさんのスピーチ

正直、ここ最近、自分のことでいっぱいいっぱいで、世の中で起きていることの一つ一つに目を向け、自分の意見を発言する余裕がありませんでした。今もあんまり余裕ありません。

でも、森友問題に関する文書改ざんのニュースを知った時、都合の悪いことはなかったことにしても、国民のことは、未来の人たちのことは、ごまかせると思い込んでいる人たちが政治家やってるのかー、バカにされた気分になりました。

だめなことバレないように隠したいという気持ち、わかります。過ちを認めて謝るということが結構難しいってことも。わかるけど、でも今、わたしは怒っていると言わないといけない、だから、ここに立つことを決めました。

なぜなら、相手がわたしたちの代表として仕事をしている政治家だからです。わたしたちのお金の使い方や、生活に関わることを決める、わたしに関わることを決める力を持っている人たちだからです。

そんな人たちが、自分よりも弱い立場の人たちに責任を負わせようとして、「俺関係ない、俺なんもしてない、俺悪くない」 って顔をしている。わたし、自分のこと大事でわがままなので、そんな人たちに自分の生活に関わること決めさせるわけにはいかないんです。

何よりも、わたしを虚しくそしてムカつかせることは、言葉が空っぽになっているということです。議論することを放り投げて、空虚な言葉だけが投げ飛ばされているのを見続けるのは、もう終わりにしたい。

あの人たちは、自分の言葉に責任を持つことなく、自分の発した言葉によって人を追いこみ、傷つけてきたことに対してもなんの反省もなく、その場をすり抜けるためだけに言葉を使い、それでいいと思っているんだろうな、あああ、一体わたしは何を聞かされているんだろう?と何度も思いました。

わたしが聞きたいのは、ほんとうの話です。ほんとうの話をさせたくない人たちの圧力は計り知れないし、それに抵抗することはきっと大変だろうけれど、ほんとうの話を彼らにさせなくてはいけない。そうでなければ、言葉が意味を持たなくなる。なんでもありになってしまう。

それでも、あの人たちが言葉を守ること、真実を明らかにすることを放棄するのではあれば、わたしたちは、一人一人が言葉を紡ぎ、彼らの言葉ではなく、わたしたちの言葉を残していくしかありません。

わたしには、地位も、権力も、お金もない。だけど、言葉があります。

この一人一人の言葉は、権力者にとって怖いものなはずです。だからこれまでも、言葉を押さえつけようと何度もしてきたのでしょう。

過去の人たちが掴み取ってきた言葉を、ここでわたしは手放すわけにはいかないのです。

わたし一人の言葉には、あなたの言葉には、十分な力があるということです。

ちょうど改ざんの問題が露わになった時、旅行に出かけていて日本にいませんでした。パソコンの画面を通して、国会前のデモの様子を見て、今すぐそこには行けないと気がついたとき、「そこにいる」「そこに立つ」ということがもつ力の大きさを感じました。この態度そのものが言葉だと思いました。

自分たちで、自分たちの生きる社会をつくるということは、一人一人が、自分の言葉、態度を残し続けること、その積み重ねが、社会を変えていく力になるということを思い出しました。

わたしは、わたしでない誰かに伝わる言葉を探し続けています。それはいつも一緒にいる友だちでもあり、今そこを通り過ぎた名前も知らないあなたでもあります。

伝えたいことがうまく言えなくて悔しくてたまらなくなったことがあります。自分で話していることが、自分の本心なのかがわからなくなった時は怖くなりました。自分の言葉に責任を持てるか不安になり語ることをためらったこともありました。

しかし、諦めることができません。であるならば、とにかく今の自分にできること、不恰好でもいいから、自分の言葉を形にしていくことからまた始めるしかないんだなあと思います。怒ってる!その一言も大きな力です。なにもみんながみんな名演説をする必要なんてないのです。

自分の言葉を発するということには、たったの一言であっても、勇気が必要です。楽なことじゃない。友だちたった1人をデモに誘うのだってたくさん悩む。自分の言葉を持ち続けるということは、想像以上に根気のいることでした。

でも、それでも、積み重ねては、壊して、悩んでは、進んで、疲れたら、休んで、気を許せる友人にモヤモヤする気持ちを話したり、音楽聞いたり、本読んだりしながら、力を蓄えて、またできることをできる限りに続けていくことが、今あるこの現状を確実に変えていくのでしょう。これまでもそうであったように。

わたしは4月から大学という場を離れ、会社で働きます。新しい環境になって自分がどんな風に変化するか不安でたまらないのですが、それでも何度でも思い出したい、わたしには言葉があるということを。

わたしの言葉が、あなたの言葉が、今日ここに集まった一人一人が作り出したこの光景が、未来のわたしの、あなたの勇気に、そしてまだ一人で、もどかしい気持ちを抱えているかもしれない誰かの勇気につながることを願って、スピーチを終わりにします。

ありがとうございました。

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